オーロラの空を背景に、白いクリスタルボウルを手のひらに載せた mogmin. の横顔
Profile

Story

世界を理解する入口は、音と鉱物だった。

振り返ると、私はずっと、
目の前にあるものの奥にある「何か」を感じ取ろうとしてきたように思います。

音を聴けば、その奥にある響きを追いかける。
人やものに出会えば、そこにある個性や可能性に惹かれる。

まだ言葉になっていないものを感じ取り、
自分なりの方法で理解していく。

その感覚の原点には、音がありました。

浜松という音楽の街で生まれ育った私にとって、
3歳からそばにあったピアノは、
世界を知るための最初の入り口だったように思います。

一度聴いた演奏は、
旋律だけが記憶に残るのではなく、
強弱、間の取り方、わずかな揺れ、
演奏した人の個性や癖まで、ひとつのまとまりとして残る。

そして、それをそのままピアノで再現する。

お手本にしていた演奏が楽譜と違っていれば、
その違いまで、そのまま弾いてしまう子どもでした。

今振り返ると、
私は音を「覚える」というより、
音の中にある情報を、構造ごと受け取っていたのだと思います。

音の高さ。
強さ。
時間。
音と音の距離。
重なり。
そして、演奏する人によって変わる微細なニュアンス。

言葉になる前の情報を受け取り、
そこにある関係から、全体を理解していく。

この感覚はその後、
デザインへ、鉱物へ、そして再び音へと、
私の表現する領域を広げていくことになります。

Profile

mogmin.

Sound Alchemist / Artist
株式会社Amoa Japan 代表

3歳よりピアノを始め、絶対音感と高い聴覚感覚をもつ。幼少期から、一度聴いた演奏を音程だけでなく、強弱や間、演奏者特有の癖まで含めて再現するなど、音を細部まで捉える感覚を育てる。

キャリアのスタートは、Web・デザインの世界。Webディレクター、アートディレクターとして企画・デザインに携わり、その後ITスタートアップの経営陣として、アプリケーションの企画やサービスの原型となるアーキタイプの設計などを経験する。

その後、表現の領域をプロダクトへ広げ、ジュエリーデザイナーとして自身のブランドを展開。鉱物の個性を読み、素材、色、形の関係からひとつの世界を構成していく経験は、現在の音づくりにもつながっている。

クリスタルボウルとの出会いをきっかけに、幼少期から培ってきた聴覚と、デザインの世界で磨いてきた「関係を組み立てる感覚」が音の領域で重なり、独自の探究を開始。

現在は、クリスタルボウルを中心に、周波数、音程、倍音、純正律、楽器同士の調律関係を研究。一つひとつのボウルを実測し、耳で聴き、身体で感じながら、音同士が美しく響きあう組み合わせを探究している。

ピアノなどの調律楽器との共演では、共演楽器の基準ピッチや音律まで考慮し、クリスタルボウルとの響きの関係を構成。複数のボウルをひとつの「Crystal Bowl Orchestra」として捉え、演奏・作品制作・奉納演奏へと展開している。

また、音を聴いたとき身体に起こる変化にも関心を広げ、心拍のゆらぎ(HRV)や自律神経など、身体側の記録と音の体験を結ぶ研究にも取り組む。

音、鉱物、ジュエリー、衣服、写真、空間。

領域を横断しながら、
「異なるものが出会ったとき、そこに何が生まれるのか」を探究し、作品として表現している。

ALCHEMIZE THE IN-BETWEEN.響きあう、その「あいだ」から。

Words about mogmin.

ピッチを計算して、完全に数値を合わせすぎない、でも、不協和音にならないポイントをさがしながら、ゼロからボウルを集めて作曲する。結果、音律の決まっている他の楽器には無い、クリスタルボウルらしい自由な音で新しいハーモニーを作り出している。 OTOTOY 紹介ページより(コピーライター mt)
ニューヨークの大通りの真ん中で、白いワンピース姿で振り返る mogmin.

Manifesto

今の私が、心から美しいと
思えるものを選ぶ。

好みが変わっていい。夢が変わっていい。表現が変わっていい。肩書きが変わっていい。

変わり続けることを恐れず、その時々の自分が心から美しいと思えるものを選び続けること。それが、私にとっての自由であり、表現であり、生き方です。

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