
528Hzから、
ひとつの音楽がひらいていく。
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音を探究していると、
ひとつの数字から、
思いがけない世界がひらくことがあります。
444Hzも、私にとってそんな数字のひとつです。
始まりは、528Hzでした。
ソルフェジオ周波数のひとつとして知られ、
クリスタルボウルの世界でも
よく目にする周波数です。
私は528Hzという数字そのものを見るうちに、
だんだん、その先が気になるようになりました。
528Hzという音を、
実際の「音楽」の中に置いたらどうなるんだろう。
ピアノと一緒に鳴らしたら?
Cとして扱ったら?
そこから和音をつくったら?
ひとつの周波数から、
音と音の関係を探すことが始まりました。
528Hzは、どこにいる?
現在広く使われている
A=440Hzの12平均律で計算すると、
C5(ド)は、約523.25Hz。
528Hzとは、約4.75Hz離れています。
同じ「ド」の周辺にある音でも、
実際に鳴らしてみると、
この差は響きとして現れます。
では、
528HzをCとして置いたとき、
音楽全体の基準はどこにくるんだろう。
逆算していくと、
A=444Hzという数字が現れます。
A=444Hz
Aを444Hzに設定して
12平均律で計算すると、
C5は、約528.01Hz。
ほぼ528Hzです。
528Hzというひとつの周波数が、
ここでCという音になり、
音階の中に居場所を持ちはじめます。
この瞬間が、
私はとても面白い。
点だったものが、
ほかの音との関係を持ちはじめる。
ひとつの周波数が、
音楽へと広がっていく。
数字から、響きの関係を見る。
私は周波数を見るとき、
数字の並びだけを追っているわけではありません。
その数字を実際に音にしたとき、
何が聴こえるのかを知りたい。
528HzをCにしたら、
Eはどこにいる?
Gは?
平均律では?
純正律なら?
クリスタルボウルでその音を探したら、
どんな倍音を持っている?
実際に三つの音を重ねたら、
空間にはどんな響きが生まれる?
ひとつ答えが見つかると、
また次の問いが生まれます。
計算する。
探す。
測る。
鳴らす。
聴く。
そして、また計算する。
私の音の研究は、
たぶんずっと、この繰り返しです。
528Hzから、その先へ。
528Hzという数字には、
さまざまな意味や解釈が語られています。
私はそこからもう一歩、
実際に聴こえる世界へ進んでみたい。
528Hzを鳴らす。
ほかの音と出会わせる。
ピアノと重ねる。
クリスタルボウルで和音をつくる。
身体で、その響きを受け取る。
そうすると、
「528Hz」というひとつの数字から、
音楽が生まれはじめます。
私にとって444Hzは、
その途中で見つけた、
とても興味深い座標です。
音には、まだ知らない関係がある。
432Hzも。
440Hzも。
444Hzも。
どれかひとつを答えにするより、
基準を変えたとき、
音の世界がどう変わるのかを聴いてみたい。
ひとつの音を動かすと、
ほかの音との関係も動きます。
関係が変わると、
響きも変わる。
そして、
その響きを受け取る私たちの感覚も変わる。
数字を追いかけていたはずなのに、
いつの間にか、
音と音の「あいだ」を見ている。
たぶん私は、
そこが好きなんだと思います。
528Hzから444Hzへ。
そして、その先にある
まだ聴いたことのない響きへ。
研究は、続きます。
mogmin.